内川の移籍先がヤクルトに決定!ベテランの力で優勝を

内川の移籍先がヤクルトに決定!ベテランの力で優勝を

内川の移籍先がヤクルトに決定し、ヤクルトファンや内川聖一ファンにとっては、きっと嬉しいニュースになったことでしょう。2020年12月11日に東京ヤクルトスワローズと正式契約し、入団が発表されました。

20年間で数々の記録を打ち立て、素晴らしい活躍をしてきた内川聖一選手について振り返ってみましょう。

 

奇跡のドラフト1位指名

内川聖一選手は、1982年8月4日生まれの38歳、大分市の出身です。大分工業高校時代に、足の難病で大変な苦労をします。

1年生秋から3回の手術と懸命なリハビリで、約1年後に復帰。2年の秋から目覚ましい活躍をしました。3年生の夏に、あと一勝で甲子園に手が届く県予選決勝で敗退。

長いブランクを考えると、短期間で通算43本塁打を記録し、卓越した打撃センスを見せました。2000年秋のドラフト会議で横浜ベイスターズに1位指名をされます。

甲子園での出場経験がない高校生野手で、1年もの闘病によるブランクがありながらも、1位指名は奇跡的で、とても異例なことでしょう。

 

日本球史に残る輝かしい成績

内川選手は、横浜ベイスターズで10年、ソフトバンクで10年、輝かしい成績を残してきました。日本プロ野球史に残るすばらしいものです。

右打者として史上最高となる打率(.378)の記録を打ち立てました。両リーグでの首位打者獲得、最多安打獲得はともに史上2人目です。

7年連続して3割を超える打率を残し、通算打率も3割を超えています。2018年には2,000本安打も達成し、現在の2,171安打は現役最多を誇ります。WBC日本代表にも3回選出され、日本を代表するアベレージヒッターです。

もう一度花を咲かせたい

2020年シーズンはファームで3割を超える結果を残しながらも、常勝軍団ソフトバンクの層の厚い戦力の中で、若手選手の台頭もあり、1軍でのチャンスが巡って来ませんでした。

4番打者も任されたこともあるベテラン選手にとって、一度もチャンスすら与えてもらえずチームから戦力外構想を伝えられる悔しさは、来シーズンの大きなエネルギーとなるでしょう。もう一度花を咲かせたい強い決意が感じられます。

2020年シーズンは最下位に沈んだヤクルトですが、優勝を何度も知る経験豊かな内川選手の加入で、様々な効果をもたらしてくれることが期待できます。同世代の青木宣親選手とともに若手選手の手本としていい刺激に。ヤクルトの杉下コーチは横浜時代に指導を受けた恩師ですので、チームにも馴染みやすいでしょう。

山田哲人選手・青木宣親選手・村上宗隆選手・内川聖一選手の豪華なラインナップは、とても見応えがあり楽しみですね。

東京ヤクルトスワローズNewsページ:

https://www.yakult-swallows.co.jp/news/detail/25312

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