「水色時代」のベストセレクションがちゃおより発売!今度は何弾目?
「水色時代」のベストセレクションが、ちゃおコミックスより発売されています。2019年8月には第1弾が、10月には第2弾が、そして第3弾までも2021年4月に発売されたのです。
今回はそんな「水色時代」のベストセレクションについて、発売に関する概要とストーリーの内容を見ていきましょう。
「水色時代」とは?
大人でも子供でもない、青春の「青色」に染まっていく途中の「水色」の時期を描いたこのコミック。思春期の頃の気持ちを鮮明に覚えている人は少ないかもしれませんが、この作品を読むことで少しずつ思い出されるはずです。
「水色時代」の作者はやぶうち優。過去にはちゃおや小学六年生にて連載されていましたが、TVアニメ化もしています。
等身大の思春期模様というものが、この作品のテーマであり最大の見どころといえるでしょう。主人公は河合優子(かわいゆうこ)。
物語スタート時は、12歳になったばかりの小学六年生でした。六年生の冬、彼女の身の回りで起きた3つの出来事を、「水色時代 小学生編」ではオムニバス形式で描いています。
さらに「中学校編・第一部」「中学校編・第二部」と続いていき、「新水色時代」「水色時代 -12歳の季節-」といったものもあるのです。
これらのサブタイトルの通り、優子と周囲の人たちは心身共に成長し、優子にとっての本当の仲間へとシフトしていきます。「水色時代」には恋愛的要素も含まれているので、そういった意味でドキドキしながら読むこともできるでしょう。
作品の魅力
「水色時代」の最もはじめのものは、1991年にちゃおフラワーコミックスより発売されました。単行本には「午前零時奇談」「純情powerのトップ!」といったやぶうち優の過去作品や、貴重なデビュー作が収録されたりもしていたのです。
この「水色時代」の魅力としては、やはり登場人物たちのリアルな感情描写、小中学生特有の複雑な心境や教室内でのやりとりなどが挙げられるでしょう。
どのキャラクターも可愛らしく愛おしいのですが、主人公・優子には特に親しみが湧き、自己投影をしてしまうものです。
「水色時代」は、実際に優子たちと同年代の読者もいたはず。また少し上の年代や、すでに大人になっている読者もいましたよね。
いずれにしても「水色時代」は、何度も繰り返し読んでいくことで、それぞれの年代で違ったものが得られると考えられます。そういったストーリーの有価値感がありますので、かなり奥が深いといえるのです。
厳選されたいくつかのエピソード
「水色時代」のベストセレクションは、その名の通り、漫画本編から特に魅力的なエピソードを抜粋して一冊にまとめているというもの。
こちらのベストセレクションが単行本としてすでに3巻発売されていて、次回発売されるのであれば第4弾ということになります。
続編についても今後期待して、様々なエピソードをチェックしていきたいですね。
公式HP:https://comics.shogakukan.co.jp/book?isbn=9784098706211