マヂカルラブリーがM-1を制覇!野田クリスタル3冠制覇の夢
マヂカルラブリーが「M-1グランプリ2020」を制覇し、漫才日本一に輝きました。3月に開催された「R-1ぐらんぷり2020」で、野田クリスタルが一人芸の日本一にも輝いているので、同じ年に2冠達成は史上初の快挙です。マヂカルラブリーについて紹介しましょう。
マヂカルラブリーとは
2007年2月に村上(当時22歳)が、野田クリスタル(当時20歳)を誘い、マヂカルラブリーを結成しました。野田クリスタルがボケ担当、村上がツッコミ担当で、王道のしゃべくり漫才とは一線を画した奇想天外の我流漫才です。
野田が体を使ってハチャメチャに動き回るボケをして、村上が丁寧に説明するように的確にツッコミを入れます。独特な動きとシャープなしゃべりのコントラストが特徴的です。
公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=2772
悲願のM-1グランプリ優勝
2017年のM-1グランプリで、初めて決勝に進出しました。しかし最下位の10位に終わり、審査員からのコメントも辛辣で大きなショックを受けます。
2020年にリベンジで挑んだM-1決勝の舞台でも、我流漫才のオリジナルスタイルを貫き通しました。また酷評されるかもしれない不安との戦いでもありました。
直前の状況を見極めて舞台に向かう時に「高級フレンチ」のネタを先にやる判断をします。審査員の高評価に、3年前の呪縛から解放されたような喜びと安堵の表情が印象的でした。
最終決戦では「つり革」のネタをのびのびと披露し、接戦の末、悲願の王座に輝きました。今回のM-1は、漫才というジャンルの多様性やオリジナリティの重要性といったことも、気づかせてくれた大会だったように感じます。
前年のミルクボーイの王道的な漫才のスタイルだけでなく、面白ければ自由な発想の漫才も通用して優勝できるという希望を、多くの芸人に与えたことでしょう。
野田クリスタル3冠制覇の夢
野田クリスタルは高校1年生からお笑いを始め、ピン芸人の時代もあり、試行錯誤してきました。2013年頃から独学で習得したプログラミングで、オリジナルゲームを制作しています。
「野田ゲー」と呼ばれるゲームネタで、2020年3月のR-1ぐらんぷりの王座になるなど、才能が開花しました。12月のM-1で2冠達成し、次のターゲットはキングオブコントの優勝です。
2018年には、キングオブコント決勝進出も果たしています。3冠制覇の前人未到の夢を達成する、最も近い存在でしょう。マヂカルラブリー(野田クリスタル)の今後の活躍、大ブレイクが楽しみですね。