レモンの育て方に挑戦!初心者が注意するべき栽培ポイント

レモンの育て方に挑戦!初心者が注意するべき栽培ポイント

レモンの育て方は、南国の暖かいところでないと栽培できないと思っている人は多いでしょう。しかし環境を整え、寒さに強い品種なら育てることは可能です。

初心者には難しい点もいくつかありますが、基本的な流れや注意点を意識して、早速レモンの育て方をマスターしてみましょう。



レモンについて

レモンはスーパーで買うことがほとんどなので、どのように育つのか知らない人もいるかもしれません。レモンはミカン科ミカン属で常緑低木。あまり高く育つ木ではなく、ベランダでも栽培が可能です。

春から秋に何度か花を咲かせ、収穫は寒い季節。10~11月ならグリーンのレモンを収穫することもできます。レモンの果実は最初はグリーンで、熟すとあの黄色に。

果樹園など広い敷地がなくても、鉢植えや庭先の地植えもできますので、大切に管理してたくさん果実を収穫してみましょう。レモンは耐寒性が弱いため、マイナス3度以下になると枯れることもあるので注意が必要。寒さが厳しい場所は、地植えよりも室内移動できる鉢植えをオススメします。

 

日本でオススメの品種

日本の気候でも比較的育てやすいレモンの育て方ができるのは「ビラフランカ」と「リスボン」がオススメ。ビラフランカは広島県に1921年にやってきたシチリア産のレモン系統で、耐寒性があることが特徴です。一般的なレモンとの違いは、細長いボールのような形をしていること。

ポルトガル産の品種のリスボンは、広島県の瀬戸田が産地として有名な品種。果実は楕円形で、果肉は緑がかった色が特徴のジューシーな酸味の強いレモンです。

他にも観賞用として人気があるジャンボレモンや、柚子のような形のサイパンレモンなども日本で人気がある品種なのでぜひ参考にしてくださいね。

 

鉢付けの時期について

レモンの育て方は、失敗が少ない鉢植えがオススメです。時期的には3~4月頃にレモンの苗木を購入して鉢に植え替えます。鉢は苗木よりも一回り大きめのサイズで、土は果樹用の培養土。

鉢底に網と軽石を敷き、水はけをよくした状態で鉢に植え替えましょう。苗木をセットしたら、水やりのスペースを残すために鉢の上から3cm程下に土を入れて固定します。

サイズによってはぐらつかないよう支柱を一緒に立てておきましょう。植え替えが終わったら、鉢底から水が流れるまでたっぷり水やりしてくださいね。

栽培場所は日当たりがよいところ。地植えする場合は、強い風が当たらない場所で水はけがよい土壌にしておきます。苗を選ぶ際ですが、レモンは他の果樹の苗木と同じく、1年生苗や2年生苗などがありますので、初心者ならお手入れが楽な年数が経過した苗木がオススメ。3年生以上の苗木ならその年に収穫が可能になります。

 

レモンの剪定

レモンの果実をたくさんつけるためにも剪定は必要ですが、若い苗木の場合は最初の2年間は自由に発育させましょう。その後枝が伸びすぎてきたなと思ったら、春先に余分な枝の剪定を行います。

樹の中心部に太陽光が入るようにバランスよく剪定することがコツ。枝の剪定は花をつけるためにも大切ですが、レモンの果実は花25枚に1つといわれるように、全ての花に果実がつくわけではありません。花も枝も増えすぎると実の育ちが悪くなるので、適度に減らしておきましょう。

 

摘果と収穫について

レモンの育て方で大切なのは、実がなったら終わりではなく、もっと実を大きくするために摘果の作業が必要です。枝の剪定のように栄養を実に分散させるために、たくさん実がついた時は小さな頃に摘果しておくこと。

やっておかないと、翌年の収穫量にも影響してしまいます。冬越しは付箋布を被せ、できるだけ冷たい風に当てないよう、時期によっては鉢を室内で管理することも必要です。

 

まとめ

レモンの育て方はさほど難しくはありませんが、品種に合わせて栽培環境を整えることがコツかもしれません。収穫の楽しみもあるので、興味がある人は早速栽培計画を始めてみませんか。

 

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