「ひきこもり先生」のあらすじとは?NHKが表現したいリアル学生ドラマ
「ひきこもり先生」は、NHK総合の土曜ドラマ枠にて放送されています。放送回数は全5回と予定されていますが、登場人物たちはその中でどう変貌と遂げていくのでしょうか。
今回は気になるタイトル「ひきこもり先生」というドラマのあらすじとキャスト、そして魅力についても見ていきましょう。
あらすじは?
11年間、家からほとんど出られずにいた主人公・上嶋陽平。彼はひょんなことから公立中学校の非常勤講師となり、学校に通っていない生徒たちが集まるクラス「STEPルーム」を担当することになりました。
中学生というのは多感な時期で、経済苦や家庭環境、クラス内で入り混じる様々な人間関係など、悩みを抱えるきっかけがたくさんあります。
そんな中学生たちの心に近づき、一筋縄ではいかないいくつものやりとりを重ねていくのですが、そこで生徒たちはどのようなものを得るのでしょうか。
様々な角度から考え抜き、それぞれが異なる不安を抱える学校生活の中で、佐藤二朗演じる上嶋陽平は生徒たちに多大なる影響を与えていきます。
大人と中学生、各々の考え方や重きを置くところについて、「ひきこもり先生」では次第に迫っていくのです。
キャスティングについて
主人公・上嶋陽平は、焼き鳥屋「うめ」の店主をしている男性です。お客さんとはコミュニケーションをとらず、サービスもすることのない一風変わったお店。
そんな陽平は、11年間、家にこもりきりでいました。そして今から3年前、ようやく家から出ることができ、焼き鳥屋の経営を続けていくこととなったのです。
彼が非常勤講師を務める学校・梅谷中学校は実は母校。様々な事情で学校に通えない生徒たちを受け入れるクラス「STEPルーム」を受け持ち、どの生徒とも真摯に向き合っていきます。
また鈴木保奈美演じる磯崎藍子は、スクールソーシャルワーカー。学校全体や保護者、関係機関とも連携しながら生徒の心理的なところを見抜いていくものの、その能力がとても高いのが藍子なのです。
陽平ともやりとりをすることが多いのですが、焼き鳥屋「うめ」になぜか入り浸っているのも特徴。また「STEPルーム」の担任をする深野祥子役は、女優の佐久間由衣が演じています。
佐久間由衣といえば、過去に雑誌・ViViの専属モデルもしていたことでおなじみですね。さらに陽平の昔からの仲間・依田浩二役を玉置玲央が、梅谷中学校三年生の少女・堀田奈々を鈴木梨央が演じているのです。
NHKが届ける現代の学校状況
「ひきこもり先生」のあらすじをチェックするうえでは、現代の学校の状況を覗けるドラマのような印象を受けます。
佐藤二朗のあたたかみのある演技と共にNHKが届ける特別クラスの様子などは、実際の中学校生活をイメージさせるものでもあるでしょう。
そういった中で、複雑な感情を抱える子供と向き合うことの大切さ、周囲の人のサポートの必要性、社会とのつながりを継続させる努力の方向性を学べるのが、ドラマ「ひきこもり先生」の大きな魅力といえるのです。
公式HP:https://www.nhk.jp/p/ts/L29VQMZMK8/