新婚だけど片想いのあらすじとキャラクターを見てみよう!
「新婚だけど片想い」のあらすじは、タイトルから想像しがたいようなもの。作中に登場するのは高校生の男女であり、二人が少しずつ打ち解けていき恋が進展する様子を描いたコミックのため、他の少女漫画のストーリーでもたまに目にするもののように思えます。
この作品の作者は雪森さくら先生。講談社・なかよしにて連載中で、今後の展開についても期待されています。「新婚だけど片想い」の登場人物やあらすじについて、気になるポイントを色々と見ていきましょう。
雪森さくらと代表作について
「新婚だけど片想い」の作者は雪森さくらです。デビュー作「そして僕らは恋を知る」が2007年に誕生し、現時点では単行本に収録される話は出ていないのですが、当時の読者の心に響きました。
雪森先生の初めてのコミックスは、2009年に発売された「王子様拾いました」。当時人気のあった、キラキラとした大きい目のキャラクターたちが特徴的で、少々破天荒なストーリーも読み応えがあります。
また「九十九くんの愛はまちがっている」は、KCなかよし(講談社コミックスなかよし)での作品として初めてのものです。
2016年に発売されたコミックなので、絵柄や作風もかなり新しく、現代の中学生や高校生も比較的読みやすいようになっています。
主人公の月嶋未魚(つきしまみお)は、両親の代わりに弟を一人で育て上げようと考えている、真面目で優しい少女。
名門私立大学の付属高校に進学したのは、成績順位一位の「特別特待生」となり、授業料や学費を無料にしたい考えも大きく関係していました。
しかし入試での成績は二位。九十九黒(つくもくろ)という男子が、なんと満点で一位をとったからです。
未魚にとって初対面の九十九君は、自分と弟の生活のために勝たなければならない存在。それなのに「新入生代表あいさつ」の際に、「オレと結婚して」と突然言われてしまいます。
まさかプロポーズされるとは思っていなかったため、未魚は拍子抜けしてしまうのですが、御曹司の九十九君と本当に結婚したとしたら、安定的な毎日に一変するのです。
二人はすれ違ってしまうのか、それとも徐々に愛を育むことになるのかというのが、「九十九くんの愛はまちがっている」のドキドキするストーリーです。
新婚だけど片想いのあらすじ
白井皐月(しらいさつき)は、才色兼備の女子高生。学校の先生や友人からの信頼も厚く、そういう自分が魅力的であることも理解しています。
彼女はまだ16歳ですが、とある事情から親の決めた人とお見合いをし、婚約することになりました。その相手は、皐月とあまり年齢差のない人物。
とてもクールな囲碁棋士であり、名前を有栖川久遠(ありすがわくおん)といいます。
彼は悪い人ではなさそうなのですが、囲碁にひたすら情熱を注いでいること以外には、優しさや愛などが感じられないのです。
一方皐月のほうは、初めて出会った時の久遠君の穏やかな笑顔にときめき、できれば距離を縮めたいという思いも。
もともとお互いに愛情がある状態で結婚したわけではないので、どうしても順風満帆にはいかないと、皐月自身もわかってはいました。
しかし自分の選んだ道は正しいと信じているからこそ、どうにかして久遠君と打ち解けたい気持ちがあるのです。
二人の間にある溝が、今後どのようにして埋まっていくのかが「新婚だけど片想い」の最大の見どころになるでしょう。
このコミックの魅力は?
「新婚だけど片想い」は、2020年12月11日(金)に第1巻が発売されたばかりの作品。まだ色々な謎が明らかにされていったり、新たなキャラクターの登場による波乱の展開が期待できたりもします。
ただ現時点ではあまり登場人物は多くなく、余裕を持って読むことができる「新婚だけど片想い」。16歳の女子高生が結婚するというのは、現実ではあまり身近に起こり得ないことかもしれません。
だからこそ夢を抱く読者はたくさんいて、特に「クールでカッコいい棋士が相手なら…」と思うこともあるのではないでしょうか。
「新婚だけど片想い」はヒーローももちろん魅力的ですが、主人公の人柄や生き方も注目したいポイントですね。容貌の優れた秀才の皐月ならではの悩みがきっとあり、常に美しい自分を保つための努力も欠かしません。
周囲から羨ましがられたり褒められたりすることはよくありますが、本人は自分磨き、勉強、アルバイトなど、とても忙しい日々を送っているもの。
そこに硬派な結婚相手との共同生活というものが加わり、果たして毎日はどう変わるか、「新婚だけど片想い」を読んでチェックしてみてくださいね。
焦れるような新婚生活を描いた少女漫画
甘い新婚生活に憧れを抱く、中学生や高校生くらいの読者は多いでしょう。「新婚だけど片想い」は、大人ですでに結婚しているという人でも、こういう結婚生活もあるのかと新たな刺激を得られる作品です。
皐月は少しくせのあるヒロインではありますが、久遠君の行動や言動に度々赤面するなど、ピュアな一面も垣間見ることができます。
また久遠君の囲碁に対する情熱も、キャラクターそのものの大きな魅力になっているはず。色々とミステリアスなところの多い男子ですが、これからたくさんの表情が見られるとよいですよね。
公式ページ:http://nakayosi.kodansha.co.jp/manga/207/