「溺愛ロワイヤル」の2巻はいつ発売?八神千歳の刺激的な作品が再び
「溺愛ロワイヤル」の2巻が、2021年2月に発売されました。こちらのコミックは八神千歳先生の最新作で、小学館・ちゃおにて連載中。
登場人物の設定なども含め、この作品にはどのような魅力があるのでしょうか。詳しくお伝えしていきましょう。
「溺愛ロワイヤル」のあらすじ
主人公・神楽一姫(かぐらいつき)は、もうすぐ14歳になる少女。人間の世界でそのまま生活しているのですが、実は魔王の娘なのです。
「溺愛ロワイヤル」には、このような不思議な存在が複数登場します。基本的に人の姿をしてはいるものの、ビーストの耳が生えることがあったり、ツノが生えたりするキャラクターもいるのです。
まず一姫の幼なじみの一人・月島澪(つきしまみお)は、人狼一族の男子。正統派ヒーローという印象を受けるルックスで、一姫に対して情熱的にアプローチしてきます。
そして鬼一族の男子・橘琉二(たちばなりゅうじ)も、一姫の幼なじみです。彼は男らしく頼もしいイメージがある人物ですが、一姫への愛情が強いゆえに他者に向かって荒っぽい行動をしてしまうことも。
また吸血鬼一族の黒崎十夜(くろさきとおや)は、三人のヒーローの中で最もキュートなタイプ。信頼できる幼なじみの一姫に甘えることもあり、放っておけなくなる存在です。
「溺愛ロワイヤル」は、魔王の娘・神楽一姫と三人の幼なじみが繰り広げる、ファンタジー要素の強いラブコメディーといえるでしょう。
この作品の魅力はどんなところ?
「溺愛ロワイヤル」は、カッコいいヒーローが三人もいるところが、まずひとつ目の魅力となっています。ヒロインをとても好きで、お互いをライバル視することが多い三人ですが、協力、団結することもあるのです。
「溺愛ロワイヤル」の2巻をチェックしてみてもわかるように、一姫を大切に想い、常に気にかけているところはどのヒーローにも共通する点。
この部分で共鳴しているのか、作中でもトリオとして素晴らしい意思疎通を披露していることもあります。この三人の中でもメインとなり、バランスをとっているのが人狼の澪といえるかもしれません。
他の二人は鬼の琉二、吸血鬼の十夜で、それぞれ性格が正反対に近いのも特徴。琉二は兄貴肌でとても力が強く、何があっても一姫を守ってくれそうな頼もしさがあります。
そして十夜は、独特な感性の持ち主。他のキャラクターにはない魅力もありつつ、一姫に対するアプローチのスタイルも、想像の斜め上を行くものなのです。
今までにないパターンの少女漫画
今までに見たことがないようなタイプの少女漫画「溺愛ロワイヤル」。ひとつひとつの要素については既視感があるかもしれませんが、秀逸なのはそれらの組み合わせのセンスです。
例えば人間離れした特殊能力を持つ男子と恋に落ちる物語や、複数の男子からアプローチされて困ってしまうようなストーリー。
少女漫画が好きな人なら、一度は目にしたことがありそうな構成も、それぞれが結びつくことによって新たな色に染まっています。