八田鮎子の作品で世界的に人気のあるものから最新作まで

八田鮎子の作品で世界的に人気のあるものから最新作まで

八田鮎子の作品といえば、何が思い浮かびますか。八田鮎子は集英社・マーガレットの漫画家で、これまでにたくさんの単行本を発売しています。

その中でも特に人気があったものは、海外でも愛されているほど。今回は八田鮎子の作品について、最新のものも含めてご紹介しましょう。



デビューまでの流れなどについて

2002年に漫画家デビューした八田鮎子。デビュー作は「ずっと君の王子さま」というタイトルです。八田鮎子は「悪い子の味方」という読みきり集を2009年に発売していて、ここに収録されている作品のひとつが「ずっと君の王子さま」。

他にも「この男でいいのか?」「シトラスウエット」など、微笑ましいカップルが複数登場します。また八田鮎子自身の初めての単行本は、2007年「ひよこロマンチカ」でした。

こちらはかなりコメディ要素の強い作品。大勢の女子からモテているのに彼女がいない内藤一哉(ないとうかずや)と、クラスのお笑い担当・中元日和(なかもとひより)がひょんなことからつながる物語です。

意外と夢見がちな主人公が可愛らしく、見ていてほっこりするような魅力も。またヒーローの内藤くんについても、クールに見えて運命の相手を探し求めている特徴があり、これから二人がどのようにして親しくなるのか気になりますね。

 

代表作は?

八田鮎子の作品で世界的に人気のあるものから最新作まで八田鮎子の作品の中でも断然人気があり、テレビアニメ化までもされたのが「オオカミ少女と黒王子」。単行本の売上総数は540万部を突破しただけでなく、2016年には実写版映画も公開されたのです。

映画は二階堂ふみと山崎賢人が主演を務め、原作のキャラクターに合った演じ方が話題にもなりました。主題歌をback numberが担当したこともあり、当時特に注目された作品だったといえるでしょう。

「オオカミ少女と黒王子」は、恋愛経験豊富な友人に話を合わせるために嘘をついてしまう、見栄っ張りな高校一年生・篠原エリカ(しのはらえりか)が主人公。

彼氏といかに仲がよいか、プライベートで恋愛を楽しんでいるかを自慢気に話すのですが、実は生まれてから一度も異性とお付き合いをしたことがないのです。

そんなある日、友人が噂話をしているのを聞いてしまったエリカ。なんと友人は、エリカが普段から嘘をついていることに気づいていたのです。

高校生活を寂しいものにしたくないエリカは、無理やり嘘をつき通すために、街で偶然見かけたカッコいい男子を無断で撮影。

その場からはなんとか去ることができ、携帯に保存してある彼の写真を後日早速友人に見せ、エリカはさらに自慢しようとするのです。

しかし友人の一人が「この人、どこかで見たことがある」と言い出し、ジャストタイミングで通りかかった佐田恭也(さたきょうや)を指差しました。

彼はまさに写真の男子と同一人物。エリカは佐田くんと二人きりになった際、正直に事情を話します。そして彼氏のふりをしてくれることになったのですが、佐田くんは爽やかそうな見かけによらず、性格に難があるようで…。

公式HP:https://wwws.warnerbros.co.jp/ookamishojo/index.html

 

八田鮎子の最新作が純愛すぎる!

『今、恋をしています。』というコミックは、八田鮎子の最新作になります。既刊2巻で、まだまだ別冊マーガレットで連載が続く予定。

こちらは高校一年生・水澤さとみ(みずさわさとみ)が主人公の純愛ストーリーです。ピンチの時に救ってくれたことがきっかけで、ある男子に恋をするさとみ。

その男子は自分と同じ学校の制服を着ていたので、また会える可能性も充分にあったのです。しかし助けてもらったお礼がその場でできなかったため、また会って話しかけたい気持ちが、さとみの中でより強くなっていました。

またさとみは、中学生の時に切ない失恋を経験したため、今度好きな人ができたら頑張ろうと決めています。そういう中で、彼女が困っていた時に助けてくれた柳生(やぎゅう)くんは、心から親しくなりたい存在。

柳生くんは強面で、向き合うと威圧感のあるタイプなのですが、性格はとても優しいことがわかるのです。お互いのことをまだよく知らない状態ですが、徐々に進展していってほしいですよね。

多彩な作品が描ける人気漫画家

八田鮎子の作品は多彩で、どれも違う楽しみ方ができるのが魅力となっています。以前から注目されている人気漫画家でありながら、最新作が純愛系の可愛らしい物語となっているので、改めて初心に返ってみたい人にもお勧め。

『今、恋をしています。』は、読んでいて心が透き通るような気持ちになれるコミックでもあります。またそれとは逆に、タイプの異なる男子たちに囲まれてみたい夢を抱いている人には、「ばいばいリバティー」という漫画が合うでしょう。

また刺激を求めている人には「オオカミ少女と黒王子」、共感できる主人公がよいと考える人には「灰原くんはご機嫌ななめ」など、読者の趣味嗜好によっても選ぶ漫画は変わってきますよね。

ぜひ自分にとって魅力的だと感じる作品を見つけてほしいです。その際に八田鮎子の作品に注目してみると、新たな発見がいくつもあるのではないでしょうか。



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