千鳥のコンビ名由来は?ちょっと強面も超売れっ子芸人

千鳥のコンビ名由来は?ちょっと強面も超売れっ子芸人

千鳥のコンビ名由来は、どこからきているのでしょう。結成20年目を迎える吉本興業のお笑いコンビ「千鳥」。今やレギュラー番組だけでなく、自らの冠番組をいくつも持つ人気芸人になりました。たくさんのCMでも活躍するほど、好感度も急上昇中。

人気お笑いコンビ「千鳥」について、深く掘り下げて紹介してみましょう。



千鳥のプロフィール

岡山県出身の大悟とノブの漫才コンビ「千鳥」は、「岡山の漫才番長」というキャッチフレーズでした。破天荒でヤンチャな大悟と、温厚でやさしい人当たりのいいノブ。

豪快さと繊細さを併せ持つ、絶妙のコンビです。二人が大の仲良しで、信頼し合っているところも魅力のひとつでしょう。

公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=98

大悟

本名は山本大悟(やまもとだいご)、ボケ担当でネタ制作も担当。1980年3月25日生まれの40歳(B型)です。岡山県笠岡市出身。

北木島という、人口700人程の離島で自由奔放に育ちます。島育ちのエピソードをネタにするケースも良くあり、島の英雄的存在です。

坊主頭で少し強面。昭和時代の芸人を彷彿させる破天荒で、豪快さとお茶目さがあるところが魅力です。まだ千鳥が売れる前に、後輩芸人が賞をとるなどした際には、高級寿司を振る舞ったりもしていました。

「たまたまお金が入った」と借金してまで後輩を大事にする男気に、慕っている後輩芸人は数多く、人情溢れる親分肌です。

 

ノブ

本名は早川信行(はやかわのぶゆき)、ツッコミ担当。1979年12月30日生まれの40歳(A型)です。岡山県井原市出身で、3人兄弟の末っ子。

テレビ好きの少年で、テレビ局の社長になることが小学校卒業時の将来の夢でした。下から目線での「嘆きツッコミ」というオリジナルのスタイルは、高く評価する芸人仲間も多くいます。「クセがすごい!」「見ぃ〜!」「○○じゃ!」など。

お笑いコンビ「笑い飯」との親交が深く、ノブのツッコミスタイルを一晩中かけて引き出してくれた師匠的な存在です。

 

千鳥のコンビ名由来

お酒が好きなので千鳥足の千鳥が、コンビ名の由来に関係しているのではと思いきや、実は違うのです。

高校の同級生として仲が良かった大悟とノブが、2000年7月に結成しました。二人が通っていた高校は、岡山県立笠岡商業高校。しかしコンビ名は母校ではなく、憧れの高校に由来しているのです。

岡山県立笠岡高校が、二人の憧れていた高校です。進学校の笠岡高校は、前身が女学校で「千鳥」の愛称で地域の人々に親しまれています。

校章にもシンボルの千鳥が、かわいくデザインされています。母校ではない高校の愛称に由来しているとは意外ですね。

憧れていた高校を、お笑い界での成功という目標に見立てて、高く羽ばたき一番になりたいと願いを込めたのでしょう。

クセがすごいキャラクターを、千鳥というネーミングがやわらかく親しみやすい雰囲気にしてくれているようで、とてもいいコンビ名です。

 

ノブの父の大反対

高校卒業後、ノブは大手電気メーカーに就職し営業職をしていました。大悟に一緒に芸人になることを誘われたノブは、会社を1年数カ月で退職してしまいます。

売れるかもわからない芸人になることに大反対のノブの父は激怒し、ノブをたぶらかしたと大悟の家まで怒鳴り込んで行ったという説も。

勝手に会社を辞め芸人になったノブに対しても、もう早川家の人間ではないという勘当同然の状況でした。ノブの実家には「早川のカヤ」と呼ばれる巨木があります。

井原市の天然記念物にも指定されていて、早川家にとって代々お祀りしている御神木です。この御神木に父は毎日手をあわせ、千鳥の成功を願掛けしていました。

「細くとも長くかわいがってもらえればそれでいい」と、子を思う親の気持ちが伝わるエピソードです。千鳥も今ではカヤのように大きく成長し、大悟君のおかげとノブの父も感謝しています。

 

南海キャンディーズ山里を救った大悟

「南海キャンディーズ」と言えば、山里亮太としずちゃんのお笑いコンビ。その山里亮太がコンビを解散し、芸能界引退を本気で考え悩んでいた時期がありました。

東京進出後にいろいろなことが上手くいかず、2005年のM-1グランプリ決勝でも最下位に終わり、自信を無くしステージに立つことが怖く引退を考えたのです。

山里は吉本の先輩である大悟に引退を打ち明けると、最後に千鳥のステージに出てほしいと頼まれます。千鳥の東京進出後の初トークライブでした。このステージを最後と決めて臨んだ山里。

脇役と思って出演した山里でしたが、この日千鳥が披露したネタは山里にまつわるエピソードのオンパレード。山里が返事するだけで大爆笑が起こり、気が付けば自信を無くす前のようにしゃべっている山里がいました。

お笑いの原点を思い出させてくれたのです。ライブ後、「こんなおもろいのに辞めるんかい」という大悟の言葉に、山里は引退を撤回し謝ります。

「おかえり」と大悟の優しい一言が返ってきました。大悟の懐の深い人間性がうかがえるエピソードです。人生を救ってくれた大悟に対し、感謝しかないという山里は、今やMCやCMなどで大活躍。女優とも結婚し、好感度も上昇中です。

 

超売れっ子芸人の千鳥

超売れっ子芸人となった千鳥。大悟とノブ、それぞれがとても存在感があり、慕われる人間性も兼ね備えています。時として全く違った真逆とも言える個性を見せてくれる二人は、とても魅力的です。色々なところで、さらなる活躍が期待できますね。



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