和牛のネタは個性的で面白い!仲良し感と料理が人気のキーワード
和牛のネタは、とても面白いですよね。最近はM-1グランプリなどの賞レースで上位に入る、常連のお笑いコンビです。M-1グランプリで2016年からの3年連続準優勝は、すでに輝かしい成績とも言えますが、今年こそは優勝をしたいと新たなネタに取り組んでいるかもしれません。人気お笑いコンビ「和牛」について紐解いてみましょう。
出会いとコンビ名の由来
2003年に吉本興業の養成所NSC大阪校の26期生として二人は学びましたが、ほとんど面識はなく、2006年に新たな相方をお互い探していると、同期のピン芸人「バイク川崎バイク」が間を取り持ってくれてコンビを結成しました。
コンビ名は、水田が当時アルバイトしていたお店で最も高いメニューから「和牛」と命名。学年が3つ上の水田に主導権があったのかもしれません。
二人はM-1グランプリ決勝出場を目標にスタートしました。仲が良いことでも知られていて、ネタは二人で作っています。2012年頃に転機がありました。
和牛の個性的な漫才を作ろうと取り組み、出来上がったのが「へりくつ漫才」というスタイル。ボケの水田が細かいことに執着して理屈ばかりを繰り返し、ツッコミの川西が困りながらも丁寧に接するパターンです。
コントラストのある二人を演じ、水田の役どころから「へりくつ漫才」と呼ばれます。2014年にNHK上方漫才コンテストで最優秀賞に輝くと、2015年からM-1グランプリ決勝の常連となりブレイクしました。2016年から3年連続の準優勝は、優勝に匹敵するほどの偉業でしょう。
吉本興業公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=2882
料理人の水田
水田信二(みずたしんじ)は、1980年4月15日生まれの40歳(O型)、ボケ担当です。愛媛県伊予市の出身。中学・高校時代はサッカー部でした。高校卒業後、神戸国際調理師専門学校にて学び、調理師免許を取得。
その後7年間料理人として有名な和食店に5年間、洋食店に2年間働いていました。和食も洋食もこなし、オリジナルの創作料理までできる料理人です。
独立して料理店をオープンできるレベルの、プロの料理人でもあるのです。芸能界随一の料理人と言っても、過言ではないのではないでしょうか。
料理人として働きながら、2003年にNSCに入りお笑い芸人を目指しました。親に内緒で芸人になり、数年後偶然テレビで息子を見て、芸人になったことが知られてしまいました。
ラガーマンの川西
川西賢志郎(かわにしけんしろう)は、1984年1月29日生まれの36歳(O型)、ツッコミ担当です。大阪府東大阪市の出身。東大阪には聖地とも言われる花園ラグビー場があり、ラグビーがとても盛んな地です。
川西も中学・高校とラグビー部に所属し、勉強もできるスポーツマンで女子に大人気でした。ラグビー選手としては小柄ですが、スタンドオフというポジションで攻撃の起点となる司令塔を任されます。
龍谷大学でもラグビーサークルに入りますが、お笑いの道に進むために1年で中退しました。和牛の漫才やコントでは、女性役をこなすことも多くあります。
イケメンで優しい雰囲気があり、爽やかで素敵な笑顔とやわらかい人当たりから、とても女性人気が高い芸人です。
水田スパロウ
料理芸人の和牛・水田が世間に広まった最初は、毎日放送のバラエティ番組「ロケみつ」ではないでしょうか。2009年に「Catch & cook 自力海鮮丼ブログ旅 season 1」、2011年に「7つの離島でCatch & cook 自力海鮮丼ブログ旅3D」のコーナーに抜擢されました。
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウ風にコスプレして、「水田スパロウ」として登場。
指定された魚を期限内に自力で釣り上げて、その場で調理し創作の海鮮丼を作る企画。ロケで旅の間は、自分で釣り上げた魚だけが食材。
釣れない場合は魚肉ソーセージのみというルールは、釣り初心者の水田スパロウにはとても過酷でした。プロ級の料理の腕を随所に披露し、美味しい海鮮料理を作る姿は印象的で、記憶している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「和牛キッチン 川西シェフ・助手水田」
クッキングのライブ配信アプリ「cookpadLive」で人気を博した「和牛キッチン・川西シェフと助手水田」。料理初心者の川西を元料理人の水田が助手としてサポートし、2人で料理を楽しく作る番組です。
二人の仲の良さと料理男子ぶりが魅力的で、料理の楽しさが伝わるとたくさんの視聴者数を誇りました。cookpadLiveの公式レシピ本「和牛キッチン(川西シェフ・助手水田)」が、ヨシモトブックスより2020年6月20日発売開始。視聴者ファンの熱い要望で書籍化されました。神回レシピや和牛の魅力が満載です。
和牛が歌手デビュー?
2018年、愛媛県出身の水田は「伊予観光大使」に、相方の川西は「伊予観光大使応援隊隊長」として大使の補佐役に任命され、愛媛県のPRに貢献しています。
2019年には「疲れたら、愛媛。」というムーディーなデュエットソングを二人で歌っています。公開されたPR動画は、オツカレ神に扮した水田と、残業などでお疲れ気味のOL役の川西が登場。
ストレスや疲れを癒せるスポットが多い愛媛県の名所や名産品などを紹介し、おもしろ動画と歌唱で愛媛県の魅力をPRしています。カラオケで歌ってみたくなるような昭和の香りがする曲です。
愛媛県公式「疲れたら、愛媛。」(詞・曲/赤松隆一郎 編曲/和田耕平)