栗林投手はカープの新守護神!東京五輪でも全5試合で大活躍
栗林投手はカープの新守護神として大活躍しています。東京オリンピックでも侍ジャパンの守護神として、金メダル獲得に大きく貢献しました。
広島カープでプロ1年目のルーキーながら素晴らしい活躍をしている、栗林良吏投手にスポットライトを当ててみましょう。
金メダル獲得に貢献
栗林良吏投手の東京五輪での活躍なくしては、金メダルの獲得はできなかったでしょう。日本が戦った5試合全てにおいて、最終回の守護神、クローザーを任されました。
息詰まるような接戦が多かったなかで、2勝3セーブの大活躍。特に際立った活躍を見せてくれたのが、準々決勝アメリカ戦の大事な試合です。
同点で延長10回を迎え、大会の規定でタイブレイクになります。タイブレイクでは、ノーアウト1塁・2塁から試合を進行するため、1点や2点の失点は覚悟の状況です。10回表のアメリカの攻撃を0点に抑えたピッチングは見事でした。10回裏のサヨナラ勝利を呼び込む立役者となりました。
決勝戦でも最後の9回をきっちりと抑えてマウンド上で歓喜し、いち早く駆け寄った甲斐拓也捕手から抱き上げられるシーンは印象的でした。
苦労して掴んだプロの道
栗林良吏選手は、1996年7月9日生まれの25歳(2021年現在)、愛知県愛西市(旧:佐織町)の出身で、県の西側(木曽川沿い)に位置します。
1歳上の兄の背中を追い小学2年生から野球を始めました。内野手を主にやってきて、本格的にピッチャーに転向して専念したのは、高校2年の秋と遅めでした。
高校時代まで知られた存在ではありませんでしたが、名古屋の名城大学に進学し、頭角を現し始めます。元プロ野球投手の山内壮馬コーチの指導のもとで急成長したのです。3年生の時にはノーヒットノーランを達成し、大学全日本代表にも選出されました。
2018年秋のドラフト会議で、上位指名であればプロ入りを希望していましたが指名されず、プロの道を断念しかけました。トヨタ自動車の社会人チームに入り、同期入社の同僚から2年後を目指そうと励まされ、プロ入りを目標に1年目から活躍。2020年秋のドラフト会議では社会人投手No.1の評判となっていました。
広島カープから1位指名で入団し、新守護神に抜擢されます。即戦力の期待通り、初登板から22試合連続で無失点を記録するなど大活躍。2021年8月21日までに20セーブを上げています。
座右の銘は謙虚
キレのあるボールとコーナーを突くコントロールがあり、一球一球丁寧に投げる姿が印象的です。安定感抜群の新守護神は、座右の銘が「謙虚」という好青年です。誠実な人柄が見て取れます。野球の神様が見守ってくれているような気がしますね。
公式サイト:https://www.carp.co.jp/team21/member/p20.html