「両忘」コブクロの歌詞の意味と読み方から伝えたい思いとは
「両忘」コブクロの歌詞の意味については、33枚目のシングルでもあるため込められた思いも、知っておきたいところです。
今回は「両忘」コブクロの歌詞の意味、そして伝えたい思いについて詳しく見ていきましょう。
読み方について
「両忘」と書いて(りょうぼう)と読みます。世の中の出来事は、何が正しくて間違いと決めるのかは簡単なことかもしれません。
でも真ん中にてバランスを取る答えもあるのです。そして価値観は人により違う場合もあるでしょう。
このように考えることを「両忘」という言葉にて、表現しているのです。禅の言葉からタイトルをつけたというこの曲から、与えられるメッセージを見ていきましょう。
歌詞の意味について
真実と嘘について真逆のものだと考えても本当によいのでしょうか。もし世界がそれだけで回るとしたら、情のようなものは要らないかもしれません。
自分で見えない姿でも、誰かが見ている場合もあるのです。もし自分が間違ってしまったとしても、実は辛い傷跡があるのでしょう。
そして自分に対しては嘘をつけない場合もあるのです。隠そうとしても記憶は鮮明になり、苦しんでしまうのです。
本当のことがあったとしても、これは誰にも懐くものではないのでしょう。当たり障りなく生きて、空気を消すかのように笑顔を振りまく時もあるのです。
人に対して間違いだと指摘したとしても、もしかしたら自分に戻ってくる場合もあるでしょう。
誤りについては晒されてしまうのです。正しいと言われているものだけがニュースから流れてくるのでしょう。
これに対して自分はどうすればよいのでしょうか。何を思えば許されるのでしょうか。いつの間にか道を踏み外す時もあるのです。
そして必要以上に叩かれてしまう場面も。このような時でも諦めずに這い上がっていきたい。そして晴れた空を、見上げられると信じているのです。
夜明けをずっと待っていれば、光に包まれる時がきっと来るのでしょう。この時に焦らずにゆっくりと歩いていけばよいのです。
達観することの大切さ
自分のことについては、どうしても主観的に見てしまうものです。でも何が本当に正しいものなのかは分からない時もあるでしょう。
このため自分の中での葛藤が生まれる場合もあるのです。自分らしさを大切にしたくても、見失う時もあるでしょう。
でもいつか必ず夜は明けて、新しい朝が来るのです。そう思うと今を生きることへの恐れが、軽減するようになるかもしれません。そして自分の進みたい道についても、自然に見えてくる可能性があるのです。