「きみと青い春のはじまり」のあらすじや最新刊をご紹介
『きみと青い春のはじまり』は、講談社のデザートにて連載されているコミックです。「恋とヒミツの学生寮」や「王子が私をあきらめない!」が、作者であるアサダニッキ先生の代表作。
今回はその最新作『きみと青い春のはじまり』のあらすじや魅力について、詳しい内容をお伝えしていきましょう。
アサダニッキについて
島根県出身のアサダニッキは、4コマ誌で商業デビューした漫画家です。2000年に開設したイラストサイトに、イラストや4コマ漫画などを投稿したことが活動の始まり。
コミックマーケットなどにも出展していたため、かなり多くの経験を積んでいる漫画家だといえるでしょう。2010年「青春しょんぼりクラブ」という作品が、秋田書店・月刊プリンセスにて長期連載され、とても話題を呼んでいました。
他にも「ブラック・ジャック」や「弱虫ペダル」など、秋田書店のアンソロジーに寄稿していたこともあるのです。
「きみと青い春のはじまり」のあらすじ
いつも教室の隅で本を読んでいる、高校一年生の末広しろ(すえひろしろ)。友人と会話を楽しむこともなく、静かな学校生活を送っていました。
しかしクラスの人気者・高砂誉(たかさごほまれ)から「付き合ってください」と言われ、思わず嘘の告白だと指摘してしまうしろ。
ですがあっさりと「罰ゲームではない」と返されてしまい、とりあえずしろと高砂くんは二人きりになります。高砂くんは、しろが毎日同じ本を読んでいることを知っており、普段から注目していた様子。
そしてしろに、自分の告白を軽く受け止められているように感じて「なにがなんでもおまえと付き合う」と宣言してしまったのです。
それ以来、高砂くんに何かと構われて、しろは内心やきもきしてしまいます。高砂くんが人気者であるゆえに、周囲からちょっかいも出されてしまい、これからの二人の関係はどうなるのでしょうか。
このコミックの魅力とは
『きみと青い春のはじまり』は、目立たないタイプの主人公が一人の男子と出会い、人生が大きく変わっていくストーリーが魅力です。
ヒーローの高砂くんは男女共に人気があり、それ相応の自信も持っていそうな言動が見られます。だからといって自分に酔うことなく、周りをきちんと観察できている人物なので、ヒロインのしろとも相性がよいといえるでしょう。
一方しろは、今までに転校を繰り返してきたためか、安定した友人関係がなかなか築けない状況にあります。そんな時に高砂くんと出会って、少しずつ親密な関係になりつつある状態です。
主人公・しろがいつも大切に読んでいる「流星の森」という本が、この物語の鍵を握っているとも考えられるでしょう。
作者名である「寿ミチル」が誰なのか、とても気になっている読者は多いはず。次回からは、誰が中心的な登場人物となるのでしょうか。
「きみと青い春のはじまり」に興味を持つ人の特徴
爽やかな作風が魅力的なアサダニッキ先生は、今回も読んでいて清々しい気持ちになれるコミックを届けてくれています。主要人物に危害を加えてくるようなキャラクターはほとんど存在せず、安心して読むことができるのもこのコミックのよいところですね。
このため興味を持つのも、刺激よりも安定感を求めるタイプの人なのです。読んでいて不安になることのない『きみと青い春のはじまり』は、作者の前作にもともと興味を持っていたために購入する人も多いもの。
少女漫画家の中には複雑な絵柄の人もいるのですが、その中でもアサダニッキ先生は読みやすい画風が特徴的です。絵に惑わされることなくストーリーにもきちんと集中できるので、作品の細部まで取り入れるのも可能になるでしょう。
展開についても「期待以上のものをくれる」という声がいくつも上がっており『きみと青い春のはじまり』に登場するキャラクターだからこそのストーリーになっているのです。
予想される今後の展開!
末広しろ、高砂誉、八千代くんがこの漫画の主要人物として挙げられます。この三人が今後どのような行動に出るのか、もしくは周囲にどのような影響を与えていくのかが見どころだといえるでしょう。
罰ゲームによる嘘の告白から始まった、しろと高砂くんの交際。高砂くんの本当の気持ちについては、未だ謎に包まれている部分もあります。
そして作中で「委員長」と記されている八千代くんは、しろに対して友達になろうという提案をし、これから三角関係になってしまいそうな予感も。
高砂くん、八千代くん共にしろを気にかけていて、どちらとどのくらい絆を深めていくのか、今後の展開については必見ですね。
続きが待ち遠しくなってしまうこの作品。『きみと青い春のはじまり』の最新刊がどのような内容なのか、ぜひチェックしてみてください。
漫画の情報について
タイトル:きみと青い春のはじまり
作者:アサダニッキ
連載雑誌:デザート(講談社)
既刊:2巻
高校で恋愛をすることになるなんて、全く予想していなかった主人公・しろ。ずっと愛読してきた本が、周囲とのつながりを持たせてくれたともいえるストーリーです。
自分のことを内気なほうだと思う人は、きっとこのコミックに共感できるでしょう。
公式HP:http://go-dessert.jp/kc/aoharu/