橋本大輝が体操個人総合で金メダル!若き新エースが大きく輝く
橋本大輝が体操男子個人総合で見事金メダルを獲得しました。東京オリンピックで19歳にして、堂々たる演技を披露。注目され期待がかかる体操ニッポンの若き新エースが、安定感のある頼もしい存在に成長したことを印象付けました。
今回は、橋本大輝にスポットライトを当ててみましょう。
内村航平の後継者
体操男子個人総合は、6種目(床・あん馬・つり輪・跳馬・平行棒・鉄棒)を一人で演技し、総合得点で競います。オールラウンダーとして、体操のあらゆる能力と体力・気力などを兼ね備える体操のスーパーマンを決めるような競技です。
体操と言えば、内村航平選手が絶対王者と言われるほど長く日本のエースとして君臨し、世界選手権6連覇、オリンピック2連覇など輝かしい成績を残しました。
橋本大輝が19歳で東京オリンピックの個人総合を制し、感動した人は多いでしょう。内村航平の後継者として世界を制するオールラウンダーの誕生は、本当に喜ばしいですね。
男子団体では僅かに金メダルに届きませんでしたが、橋本大輝の鉄棒の演技は圧巻の出来栄えで、銀メダルを獲得する大きな貢献をしました。僅差で団体の金メダルを逃した悔しさを、個人総合にぶつけます。
床とあん馬で1位をキープしますが、つり輪で得点が伸び悩み、跳馬の着地も乱れて4位まで落ちるピンチに。しかしハートの強さが感じられ、落ち着いていました。平行棒で3位につけ、最終種目は得意の鉄棒。劇的な逆転で、金メダルに輝きました。
徹底した基礎から一気に開花
橋本大輝は、2001年8月7日生まれ、千葉県成田市の出身です。男3人兄弟の末っ子で、兄の影響で6歳から体操を始めます。廃校の体育館を利用した「佐原ジュニア体操クラブ」で、基礎を徹底して繰り返し練習し、美しい体操のベースを学びました。
市立船橋高校に入り、熱心な練習で技をどんどん吸収して、才能が一気に開花しました。高校3年生の時に、全日本個人総合で優勝。日本代表入りもして、世界選手権で銅メダルに貢献しました。現在、体操競技の名門でもある順天堂大学の2年生です。
橋本大輝伝説が始まった
美しい体操でダイナミックな技が橋本選手の魅力です。まだ強化ポイントや伸び代がたくさんありながらも優勝してしまう強さは、本物の強さといえるでしょう。
今後どこまで強くなるのか、ワクワクさせられる魅力があります。3年後のパリオリンピックも期待が高まります。橋本大輝伝説はまだ始まったばかりですね。