「望外ヘビーラブ」の最新刊は要チェック!愛の重い男子の魅力全開
『望外ヘビーラブ』の最新刊が、2020年8月に発売されました。このコミックはとても愛が重い彼氏と、戸惑いながらも全て受け入れる主人公のラブストーリー。
小学館・Sho-Comiに連載されている作品で、女子中学生、女子高生向けの物語が多く載っているのです。今回は『望外ヘビーラブ』の最新刊の魅力と、キャラクターについてご紹介していきましょう。
島袋ユミの代表作について
『望外ヘビーラブ』の作者である島袋ユミ先生は、1986年生まれの人気漫画家です。今まで多かったのは、1巻で完結するコミック。
連載が始まって早々No.1の人気になった「友だち以上キス未遂」、切なく感情移入してしまう「つつぬけラブレター」、孤独な少女に突如婚約者が現れる「遺産フィアンセ」などの、刺激的でキュンキュンするコミックの作り手です。
特に人気があった「つつぬけラブレター」は、他人の心の声がわかってしまう特殊能力により、紆余曲折の人生を歩んでいく莉里(りり)の物語となっています。
幼い頃から聞きたくないのに人の本音が聞こえてしまい、色々な場面で苦労してきた彼女。「自分が余計な能力を持っているせいで、家族が離れ離れになってしまった」という自責の念もある中、幼なじみの優雅(ゆうが)のことが莉里の中でずっと心残りになっていました。
ある日、親の都合で引っ越してきた優雅と再会し「彼氏いないなら俺が付き合ってあげよっか」と言われます。昔はとても仲がよかった二人。
しかしある時、優雅の「大嫌い」という心の声を聞いてしまってから、気まずい空気が流れていました。学園ものと適度なファンタジーの要素が合わさり、感動的な作風にもなっている「つつぬけラブレター」。付き合うことになった二人がどうなるのかも、チェックしてみたくなりますよね。
望外ヘビーラブとは?
体育の授業中に倒れてしまった城沢千冬(しろさわちふゆ)を、嫌がることなく保健室まで運んでくれたのが莉音(りおん)くんでした。
思わず好きですと伝えてしまった千冬に「俺の愛、重いけどいいの?」と忠告しつつ、OKの返事をくれた彼。しかしお付き合いしてみると「重い」の一言で済むようなものでなく、可愛いからといって千冬の姿を写真に収めるなど、普通の彼氏ではまずしないことをしてくるのです。
その後、早速莉音くんに誘われて自宅を訪れるなど、どんどん仲良くなっていく二人。莉音くんの奇抜な愛情表現に、千冬はなかなか慣れることができないのですが、少しずつ幸せを感じ始めていくというストーリーになっています。
登場人物の紹介
『望外ヘビーラブ』は愛の重さを自覚している莉音くんと、彼に振り回されながらも愛される幸せを感じる千冬の物語。莉音くんのような独占欲の強いキャラクターは「恋愛経験が少ないために好きな女子との接し方がわからず、つい不安になって束縛してしまう」という場合も多く見られるもの。
しかし莉音くんは今までに何度か恋をしてきており、作中にも元カノが登場するほどです。その女子はまだ莉音くんに未練があるようで、さりげなく接近していくシーンも。
しかしそれを見た千冬は思わず焼きもちを焼いてしまい、嬉しくなった莉音くんとさらに距離が縮まるのです。また『望外ヘビーラブ』は、ただ千冬と莉音くんが幸せな恋愛をするというだけの内容ではありません。
千冬の血の繋がっていない兄も、この作品の主要人物。彼は千冬に密かに好意を寄せており、今までも彼女を守り続けてきました。
そういう中で現れたのが、千冬の彼氏を名乗る莉音くんだったのです。義兄の立場からしても認めざるを得ないほど仲睦まじい二人なのですが、それでもきちんと妹を大切にしてくれる優しい兄なのです。
独特な魅力があるコミック!
付き合うまでのスピードがとても速いことから、それ以降の進展がこのコミックの注目すべきポイントだと考えられるでしょう。『望外ヘビーラブ』の最新刊は3巻で、その内容は莉音くんの元カノとのいざこざ。
どんどん親しくなっていく二人の姿が気に入らず、いたずらを仕掛けてこようとする場面もあるのです。そんなことがあっても莉音くんは変わらず千冬が好きで、きっとこの漫画が完結するまで同じように愛情を注いでくれることでしょう。
莉音くんは一度好きになった相手にはとても一途で、他の女子に目移りしたり周りの目を気にしたりすることはありません。
しかし待ち伏せをする、居場所を確認するなどの行き過ぎた行動に、今までの彼女たちは耐えられなかった様子。そんな変わった一面も受け入れてあげたいと、千冬は彼に歩み寄っていくのです。
まとめ
莉音くんだけが千冬を溺愛しているというわけでなく、最初に告白したのは千冬からだったということも『望外ヘビーラブ』のよいところですよね。
作画がとても美しいのも漫画の大きな魅力です。他の少女漫画と比較すると、少し特殊なところがあるコミックかもしれませんが、二人の仲のよさは決して他の作品に負けないでしょう。
現実世界で愛を感じたくなったり、疑似恋愛を楽しみたくなったりした場合に『望外ヘビーラブ』を読むと、満たされた気持ちになれる読者も多いのです。
公式HP:https://sho-comi.com/category/shimabukuro_yumi_005/
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