霜降り明星のネタはどっちが作っている?類まれな二人の笑いの才能
霜降り明星のネタは、どちらが作っているのでしょう。粗品とせいや、二人の個性は全く違いますが、ともに笑いの偏差値、レベルが非常に高いですよね。
まだ27歳にして輝かしい経歴と実力を兼ね備え、大ブレイク芸人となりました。お笑いの精鋭が集まる巨大集団・吉本興業のなかでも、ずば抜けた才能の若手芸人、霜降り明星について掘り下げてみましょう。
ツッコミ担当の粗品(そしな)
本名は佐々木直人、1993年1月7日生まれの27歳(O型)。大阪市中央区出身で同志社大学中退。「スプーンに映った小栗旬」というフレーズを相方に言われることがあります。
高校時代からピン芸人としてR-1ぐらんぷりに挑戦し始め、「スペード」というコンビで高校2年の時、ハイスクールマンザイで決勝進出します。
高校3年で出場した「R-1ぐらんぷり2011」では、準決勝まで進む活躍。アマチュア芸人として有名な存在でした。大学1年で吉本興業のオーディションに受かり大学を中退。
プロのピン芸人として専念します。「オールザッツ漫才2012」でのFootCutバトルを19歳で優勝、最年少記録と注目されました。
ボケ担当のせいや
本名は石川晟也、1992年9月13日生まれの27歳(A型)。東大阪市出身で近畿大学卒業。小学校の先生が元芸人だったことからお笑いを仕込まれ、小学4年から漫才を始めます。
小学6からテレビ出演するなど、中学時代も人気者でした。高校3年の時、当時から有名だった「スペード」に勝ちたいという思いで、「ドンパルトン」というコンビでハイスクールマンザイに出場し、粗品と知り合うことになります。
教師を目指して大学に進学、プロの芸人の道は考えていませんでした。
コンビ「霜降り明星」結成
せいやが大学2年の時、粗品からコンビを組みたいと猛アプローチをしました。粗品はピン芸人として活躍し始めていましたが、「せいやが一番面白い、自分にない面白さを全て持っている」と、高校3年で知り合ってから高く評価していたのです。
「人生でこんなに必要とされることはないだろう」とせいやが承諾し、2013年にコンビを結成します。ピン芸人としても実力のある粗品と比較され、せいやは思い悩んだ時期もあったようです。
2017年にABCお笑いグランプリ優勝、2018年にytv漫才新人賞優勝やM-1グランプリ優勝と、一気に才能が開花しました。粗品は2019年R-1ぐらんぷりで優勝も果たしました。
コンビでもピンでも、いろいろな引出しで器用さが際立ちます。霜降り明星はお笑いのオールラウンダーなのです。
吉本興業公式サイト:https://profile.yoshimoto.co.jp/talent/detail?id=5087
ネタはどっちが作っている?
コンビのどちらか一人がメインになって、ネタ作りを担当しているケースが多いなか、霜降り明星のネタは二人で協力して作り上げています。
お互いが面白いと思うネタを提案し合って、組み合わせていくパターンのネタが多く、二人の仲がとても良いので、意見がぶつかりあったとしても上手くやっていけているのでしょう。
コンビ名の由来は
コンビ名の霜降り明星も、ネタ作りと同様に二人が出し合った案を合わせたものです。せいやが出した「霜降り」と粗品が出した「明星」から霜降り明星に。
明星は「瀬戸の花嫁」というアニメに登場する「不知火明乃 明星」に由来します。また「粗品」はつまらないものですがという、謙虚な気持ちから芸名にしています。
霜降り明星はせいやが主体のコンビで、せいやのキャラを活かしたいと引き立て役に回る粗品は、芸人としての器の大きさを感じます。
霜降り明星は、いつまでも謙虚な気持ちを忘れずに、類まれなる二人の才能で芸能界を席巻する大物芸人に成長し続けるでしょう。
YouTubeチャンネル「しもふりチューブ」
1年ほど前に開設した、霜降り明星のYouTubeチャンネル「しもふりチューブ」。すでに登録者が約85万人と、人気のあるチャンネルです。
毎日18時にアップするという公約で、様々な企画や楽しい話題を投稿し続けています。忙しい霜降り明星が毎日アップし続けるというのは、とても大変です。
YouTubeを通して、ファンとの交流も大切にしている二人。テレビや舞台では表現できないことに、チャレンジしてみたい思いもあるのでしょう。
最近では、マネージャーの彼氏を本気で募集するという企画が話題になっています。2500人もの応募があり、現在4人まで絞り込みがおこなわれました。今後どんな展開になるのか、進展が気になりますね。
粗品が音楽家デビュー?
「粗品 Official Channel」というYouTubeチャンネルを最近開設し、ボカロ曲をアップするなど、新たな活動を始めています。
粗品は2歳でピアノを習い始め、絶対音感が身についているのです。学生時代にはジュニアオーケストラの指揮をするなど、音楽家の一面も持っています。
クラシック音楽の世界的指揮者で、とても有名な佐渡裕の大ファンで交流があり、イベントにゲストで呼ばれたりしたこともあります。M-1グランプリ優勝でのインタビューで「1万人の第九」に出てみたいと希望したことも。音楽の才能でも、今後の活躍が楽しみです。