「アニマル横町」の最新刊はまだまだ更新中!懐かしさの感じられる愉快さと軽快さ
「アニマル横町」の最新刊について、今も更新されていることを知り驚く世代の人も多いでしょう。「アニマル横町」は、集英社・りぼんの本誌にて2001年から連載されるようになったギャグ漫画。
何より会話のテンポが素晴らしく、その愉快さ、軽快さは類例がほとんどないといってもよいほどです。今回はそんな「アニマル横町」の最新刊の見どころと、作品そのものの歴史について見ていきましょう。
アニメ化されたこともある名高さ
「アニマル横町」は、前川涼先生の代表作といっても過言ではありません。少女漫画ではあるのですが、様々な要素がそこかしこに散りばめられていることもあり、まだまだ新境地について期待できる作品です。
アニメ化されたのは、2005年秋頃のことでした。その後、約一年も継続して放送がされ、話数は全51回(102話)にわたります。
そんな定番ギャグ漫画ともいえる安定感のある作品が、今も継続して最新話が更新されていっているのです。このことを思うと、年月が経過しても変わらないものがあるのだと気づき、嬉しくなる人も多いのではないでしょうか。
あらすじと登場人物について
「アニマル横町」は、文字通り動物のたくさん出てくる愉快な都市が舞台になっています。主人公・松崎亜美(まつざきあみ)は人間の女の子で、5歳の幼稚園児。
父、母、弟と暮らしているのですが、ある日、自分の部屋に異世界とつながる扉があると知るのです。その異世界の名称が「アニマル横町」。
イヨ、ケンタ、イッサと名乗る住人たちと出会い、やりとりの中で度々ツッコミを入れたりもするのですが、基本的に仲良しなのが特徴です。
イヨはウサギで、天然かつトラブルメーカー的な一面もあります。仲間をいじることもよくあり、自身もそれを趣味として自負している様子。ただ容姿の可愛らしさから、読者人気がとても高いようです。
またケンタはクマで、鋭いツッコミを入れることのできるキーパーソン的なキャラクターともいえるでしょう。作中では不憫な役回りも目立ち、どうしても憎むことのできない部分がありますね。
そしてイッサはパンダ。おっとりとした性格で、基本的に口調も優しいのですが、時に仲間たちが困惑するほど取り乱すこともあるのです。笹が好物ということなど、パンダらしい要素も窺えます。
既刊20巻にも及ぶ魅力とは?
好評であり、既刊20巻にも及んでいる「アニマル横町」。最新刊は2021年3月25日(木)に更新される予定で、いつもの通りりぼんコミックスとして発売されるようです。
少女向けの作品ではあるはずなのですが、主に大人に受けがよさそうなシュールなネタなども登場することが、「アニマル横町」のよいところでもあるでしょう。
今時のコミックでは珍しい魅力に、これからもたくさんの人が注目していくような期待感があります。